文久二年三月龍馬らが那須邸で一泊した。信吾は同志を招き龍馬らと倒幕の談義を重ねあい意気投合して酒杯を交わし和歌を詠みあった。
春くれて 五月まつまの ほととぎす
初音をしのべ 深山津野里
龍馬詠
信吾は龍馬らと一緒に西の長州へ脱藩したかったが、国の為に是非にといわれ東の刺客となる。
西と東に引き分けられて
合わにゃ分からんふすまの絵
信吾詠
龍馬、惣之丞らが宿泊し倒幕談義をした那須邸跡こそが、日本の夜明けの発祥の地である。
平成二十二年十一月 梼原町教育委員会・梼原町史談会
那須俊平・信吾屋敷跡の案内版より |