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長浜
3月28日早朝、龍馬と惣之丞は、長浜を出発 向かうは長州
富屋金兵衛方で、四国での最後の夜を過ごした坂本龍馬と沢村惣之丞は、文久2年(1862年)3月28日早朝、長浜を出発した。向かうは長州。
出向の場所は、現在の長浜港である。それまで、長浜の海岸には波戸がなく、船は高波を避けて肱川をさかのぼり、下須戒、小長浜あたりを天然の港として利用していた。しかし龍馬が通る2年前の万延元年(1860年)、当時の内海では最大といわれた、260間(470メートル)の波戸が完成していた。
長浜港
定期便であったかは疑問で、もしかすると、富屋金兵衛の営業用の船であったかもしれない。

村上恒夫著「歩いてみよう坂本龍馬脱藩の道」より
▼長浜

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