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脱藩の道 > 詳細-019
長浜・江湖
龍馬が乗った舟は肱川の河口、長浜の「江湖」に着いた
長浜は肱川の河口に開けた町である。肱川を下った川舟は、「江湖」と呼ばれる舟だまりに着く。人工のものかと疑いたくなる格好の入り江は、瀬戸内海の波を遮り、小さな川舟を容易に岸に着ける。ここは四国路の最後の地。目指す金兵衛邸までは一町(100メートル余り)ほど。坂本龍馬と沢村惣之丞は舟を下り、陸に上がった。
長浜・江湖 肱川
この江湖に近く、対岸の沖浦にかけて長浜大橋が架けられており、その色から「赤橋」と呼ばれて親しまれている。珍しいのは、その中央部分、18メートルが垂直に立つ。すなわち開閉橋である。可動するものとしては、日本一で唯一のものとされている。

村上恒夫著「歩いてみよう坂本龍馬脱藩の道」より
 長浜大橋
▼長浜 江湖

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