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国木
河辺村の国木を経て神納へ
国木に「夜明けの道」の記念碑
榎ヶ峠を越えるとゆるやかな下り坂となり、河辺村の国木を経て神納に至る。その途中に中世の城郭、神の山城跡がある。平成元年11月15日、国木に「夜明けの道」の記念碑が建設された。通って来た榎ヶ峠を背に、前方に封事ヶ峠を見晴るかす眺望絶佳の地に、地元産の高さ1.5メートルほどの自然石に刻まれている。
夜明けの道記念碑
かたわらに説明板があり、龍馬の生涯と脱藩の道の概略が説明し、さらに「この道を私たちは文化的遺産として大切に保存することを誓い幕末風雲の中をおびただしい夢を残して懸命に駆け抜けた男坂本龍馬の偉業をしのびここに記念碑を建立する」とある。

国木には二つの茶堂が建っている。先に梼原の所でも紹介した、高知県西部と愛媛県南部にだけあるもので、旅人をもてなすとともに、地区の集会所でもあった。そこにも句碑が立つ。
「竜馬さまも草鞋を脱ぎし御堂かな」佳曜子
この句を読めば、つい、茶堂の縁に腰をかけたくなってしまう。土地の人の、龍馬に対する想いが伝わって楽しい。

村上恒夫著「歩いてみよう坂本龍馬脱藩の道」より
▼国木

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