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脱藩の道 > 詳細-005
梼原
3月26日朝、那須俊平、信吾父子の道案内で、龍馬と惣之丞は、梼原を出る。
脱藩前夜を、梼原村太郎川の那須邸で過ごした坂本龍馬と沢村惣之丞は、翌3月26日(新暦では4月24日)朝、那須俊平、信吾父子の道案内で梼原本村(本村とは庄屋のある所をいう)を出て、一路、国境の韮ヶ峠(にらがとうげ)を目指した。
維新の門
那須邸を出てしばらく行くと、道は険しくなり「化粧坂」がある。その近くには、六志の墓がつくられ、この地から出て維新に殉じた、吉村虎太郎、那須信吾、那須俊平、前田繁馬、中平龍之介、そして掛橋和泉の六人の墓で、いつ行ってもきれいに清掃され、土地の人々の志士への追慕の情がしのばれる。

そして、平成7年、町内の旧和田城跡の高台に、「維新の門」と名付けられた八志士の群像が建立された。前記の六志士に加え、この地を通った坂本龍馬、沢村惣之丞を加えた群像である。

村上恒夫著「歩いてみよう坂本龍馬脱藩の道」より
▼維新の門

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